空・雨・傘 [番外編]
社員用のホームページの中に、スキルアップ講座の様なコラム欄があるのですが、時々面白いものが掲載されています。
今回は 『空・雨・傘』 という言葉が紹介されていました。
この言葉は、企業の意思決定を支援するフレームワークとして有名な言葉らしく、『空には雲が出てきている。 ということは、雨が降るかもしれない。 だから、傘を持っていこう。』 を縮めたものになります。
企業や組織が戦略や行動を決定しようとする際に、空がどうなっていて (客観的な状況認識)、これからどんな天気になりそうで (これからどんな事態が推測され)、どういう傘を持っていくか (だからどうする) をロジカルに考えるためのフレームで、『大切なことを勘や前例や横並びで決めてはいませんか?』 というメッセージが込められているそうです。
今回のコラムではこれを上司と部下に当てはめ、経験豊かな上司は空を見て雲を見つけたり、雲が見えても 『これは雨雲ではない』 と判断できたりするのですが、経験が浅い部下は雲が見えていなかったり、普通の雲を雨雲と間違えてしまったりするかもしれません。
このギャップに気付かないまま仕事を続けてしまうと、上司は 『なんでそんなことをするんだ』 と困惑してしまうし、部下は 『上司が何を考えているのか分からない』 という状況に陥る可能性があります。
見えていない人に説明するのは結構なエネルギーを必要としますので、ついつい 『四の五の言わずに、この傘を持っていけ』 というような指示をしてしまいがちです。
これは当たっても外れても問題で、外れれば経緯が分からない部下は困惑したままになってしまいますし、当たり続けると 『傘の種類は ”ウエ” が考えることだ』 という思考停止組織が出来上がってしまうそうです。
説明は大変でも、最初にしっかり認識合わせをしておいた方が、トータルではより少ない労力で大きな成果を得られるという説明でした。
これは海外の代理店にも言えることで、彼らは 『なぜこれをしなければいけないんだ?』 という疑問が払拭されないと、なかなか高いパフォーマンスを発揮してくれません。
逆に、理由さえハッキリしていれば彼らは全力で取り組んでくれますので、最初の 『空』 と 『雨』 の説明を怠らない様に気をつけたいと思います (・ω・)ノ
もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
この記事はコーチングみたい。
すごいな。
これを実践するのがとても難しいのですが、
頭の片隅にこれがある人とない人とでは、
大きく違ってくるように思います。
by matamin (2012-01-10 13:39)
いかん勘と勢いだけで突っ走ってる気が(^_^;)
by pn (2012-01-10 21:37)
なるほど、良い話ですね。
多くの人に聞かせたくなります。
by kawasemi (2012-01-13 09:46)
こんにちは^^
初コメントさせていただきます。 オットの転勤についてきて
ヒューストンで暮らしておる者です。 最近、英会話の勉強を
ようやく始めました ^^; また、拝見させていただきますね(#^.^#)
by こしひかり (2012-01-28 10:15)